スルガ銀行投資用不動産融資 不正が6割 1兆円

本日付けの日経新聞に社会問題としても取り上げられたスルガ銀行の不正融資の調査結果が掲載されていました。

不正が6割と記載がありますが、どうなっているんでしょう?

不正内容は記載の通りですが、

  • 借入予定者の預金通帳・源泉徴収などの改ざん
  • 売買契約書の偽造
  • 1割の融資頭金が実際に投資用不動産会社の立替行為や契約書の偽造の可能性

一般の金融機関が投資用ローンには前向きでない為、スルガ銀行や地方の信用金庫、オリックスやジェックス等の信販系金融機関が提携ローンとして、投資用不動産の融資には積極的ですが、不正がここまで多いと流石に問題だらけで本当のことが分からなくなりますね。

提携ローンが悪の温床なのかもしれません。

スルガ銀行もノルマがあったりして、投資用不動産会社と結託して一般消費者である借主を騙したのか?それとも借主の希望で投資用不動産会社と借主が結託したのか?

いずれにせよ虚偽の申告でローンを借りようとする時点で危なさしか感じませんね!

アパート経営やマンション経営などを行う際は、地元の不動産会社などで借主自ら相場などを確認する事は勿論、ローンについても気を付けた方がよさそうです。

投資用マンションを頭金10万円で購入したりしてませんか?

一般的な金融機関では投資目的の融資は2割から3割頭金が必要な場合が多いです。

信販系の金融機関でも通常1割の頭金は必要なはず、年収が5000万円あったり、資産がある方は金融機関により免除されることもありますが、サラリーマンなどの方は原則頭金が必要です。

提携金融機関と投資用不動産会社が、不動産を売る為やローンを組ませるために色々な手を考えて結果として、預金通帳や収入証明の改ざん、売買契約の偽造などに繋がったということですね。

営業成績や売り上げも大切ですが、立派な詐欺行為です。

誰のために誰が行った行為か確信はありませんが、銀行を騙す、買主を騙すこのような投資用不動産業者が多く実在するのかもしれません。

最後は投資用ローンを利用して購入した、買主が大変なことになる気がしますが、皆さんはどうお考えになりますか?

スルガ銀行の不正融資問題、不正融資は6割!融資金額にして1兆円

1兆円分ローンを借りている人がいます。

収入を改ざんしてまで投資するとは、大変なのではないでしょうか?

弊社のお客様で投資用マンションを所有している30代サラリーマンの方が自宅を購入したいとご相談に来ました。

最初はご自宅を検討して、投資用マンションを持っているくらいなので、ある程度預貯金などもご準備頂いていると思っていましたが、マンション経営の収支はマイナス、投資用マンションは35年の最長期間で頭金なし。

そのお客様は投資用マンションを所有しているのが原因で、住宅ローンの審査承認が降りませんでした。

不動産投資は計画的に、そして等身大の投資を心がけてください。