2024年8月現在、日銀の政策金利が0.25%上昇したことで、住宅ローン選びはますます複雑になっています。特に、変動金利が0.34%、フラット35の固定金利が1.8%という具体的な数値を元に、どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、この金利差を基に、固定金利と変動金利の金利支払い総額を比較し、今後の金利動向を踏まえて、今の住宅ローンとこれからの住宅ローンについて解説していきます。
固定金利と変動金利、金利支払い総額で比較!
項目 | 固定金利(フラット35例) | 変動金利 |
---|---|---|
金利 | 1.8% | 0.34% |
メリット | 金利が固定なので、将来の金利上昇リスクなし | 初期金利が低く、返済額を抑えられる |
デメリット | 金利が高め | 将来的に金利が上昇する可能性がある |
金利支払い総額 | 長期的に見れば変動金利よりも高くなる可能性が高い | 短期的に見れば固定金利よりも低く抑えられる |
金利支払い総額のシミュレーション
35年ローンで3,000万円を借りる場合の、金利支払い総額のシミュレーション結果は以下のようになります。
項目 | 固定金利(フラット35 金利1.8%) | 変動金利(金利が今後上昇しない場合 0.34%) | 変動金利(金利が今後上昇する場合0.5%~) |
---|---|---|---|
金利支払い総額 | 約1,045万円 | 約182万円 | 約270万円~ |
シミュレーションからわかること
- 金利が今後上昇しない場合: 変動金利の方が金利支払い総額は大幅に抑えられます。
- 金利が今後上昇する場合: 金利の上昇幅によって、固定金利と変動金利の金利支払い総額は逆転する可能性があります。
今後の金利動向と住宅ローンの選び方
今後の金利動向は、以下の点に左右されます。
- 物価上昇: 物価上昇が続けば、日銀はインフレを抑えるためにさらに金利を引き上げる可能性があります。
- 経済状況: 世界経済の動向や、国内の経済状況も金利に影響を与えます。
住宅ローンを選ぶ際のポイント
- 金利動向の予測: 将来的に金利がどのように変動するかを予測し、固定金利か変動金利かを選ぶ。
- リスク許容度: 金利上昇のリスクをどの程度許容できるかによって、選び方が変わります。
- 返済計画: 自分の収入や支出を考慮し、無理のない返済計画を立てる。
- 専門家への相談: 住宅ローンは大きな買い物です。おうちの相談カウンター住宅無料相談やファイナンシャルプランニング技能士などに相談して、選択肢を確認してみましょう。
まとめ:0.34%の変動金利と1.8%のフラット35、どちらを選ぶべき?
0.34%の変動金利と1.8%のフラット35、どちらを選ぶべきか?答えは、あなたのリスク許容度や将来の金利の見通しによって異なります。
- 短期的な資金繰りを重視し、金利上昇のリスクをある程度許容できる方: 変動金利がおすすめです。
- 将来の金利上昇リスクを避けたい方: 固定金利がおすすめです。
どちらを選ぶにしても、以下の点に注意しましょう。
- 金利は今後変動する可能性があるため、一つのシミュレーション結果にとらわれすぎないこと。
- 経済状況や金利動向を定期的に確認し、必要に応じて見直しを行うこと。
- 専門家にご相談し、自分に合った住宅ローンを選ぶこと。
さいごに
住宅ローンは、人生における大きな買い物です。
金利動向や経済状況をしっかりと把握し、慎重に検討することが大切です。
最近の住宅ローン商品は一昔前と違い、繰上げ返済も手数料が掛からないなど、借換なども出来る様になりました。選択肢が広がる一方インターネットで商品を選ぶ時代になり、ご自身の責任で判断することも多くなります。
住宅ローンの様な金融商品は商品毎に手数料なども異なります。是非一度ローン商品概要などをご一読してみてください。この記事が、住宅ローン選びの参考になれば幸いです。
※本ブログ内容は、個人的意見が入っております。住宅ローンの参考にご覧下さい。その時々により社会情勢の変化が御座います。住宅ローン等については金融機関の商品になります。充分にご確認ください。
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